TDBC事務局レポート 2024
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2024.10.29 - 第26回会合レポート(方針発表会)
今年度の9グループには延べ353名の方にご登録いただいています。それぞれのキックオフミーティングも終了し、課題の設定や活動方針がまとまりました。今回もリアルな会合とオンラインのハイブリッド開催で、『WG方針発表会』 として開催し各グループからその内容を発表頂きました。WG03は「日本語版ライドシェア等の公共交通の新しい未来への挑戦」として現在準備中です。今年からTDBC理事に就任いただきました、アセンド株式会社代表取締役社長の日下瑞貴より、「行政からの最新情報~改正物流二法の概要と対策」と題して行政の動向と事業者として取り組むべき行動についてお話をいただきました。あわせて新規入会の会員からのご挨拶をいただきました。六本木会場とオンライン視聴にて160名の皆様に参加いただきました。[TDBC最新報告など] TDBC代表 小島 薫TDBCでは、年間の活動へ会員企業様へ感謝状を進呈しています。2023年度では2社へ感謝状をお送りいたします。WG08 リーダー 大河原運送株式会社 大河原 裕尊 様WG05A リーダー AGC株式会社 田中 真史 様[改正物流二法の現状整理と今後の展望・対応事項] TDBC理事 日下 瑞貴 (アセンド株式会社 代表取締役社長)[新規会員 ご挨拶 5社] ・都築電気株式会社 老川 俊輔 様・株式会社パトライト 渡邊 徹 様・麓技研株式会社 新堀 聡 様・ARAV株式会社 白久レイエス樹 様・株式会社ロジクリエイト 武田 浩一 様[各ワーキンググループから今年の活動方針発表] 各ワーキンググループの発表は、それぞれのワーキンググループのページで公開しています[WG01 事故撲滅と実現のための管理者、乗務員教育] 事故撲滅に向けた管理者育成、乗務員の安全教育、行動変容を伴った、運輸安全マネジメントの対応の具体的な行動プランを取りまとめる。和田 康宏 様 (ロジスティード株式会社)発表資料、動画[WG02 健康経営の推進と健康課題解決] 運輸業界における健康経営を推進し、健康課題に対する解決策の実証実験を実施する。各社の取組事例、成果の発信により、健康経営優良法人の認定を目指し健康で安心・安全な業界の実現に貢献する。樋口 美恵子 様 (中日臨海バス株式会社)松本 光浩 様 (株式会社ネミエル)発表資料、動画[WG04 人材、働き方改革、荷主とのパートナーシップによる2024年問題の対応] 荷待ち時間ゼロを実現するためのガイドラインのレベルアップ、バース予約システムの導入や運用時の事例公開による効果検証とチェックポイントの取りまとめ、適切な価格交渉に必要なデータ準備など、荷主とのパートナーシップを通じた持続可能な物流への具体策を届ける。久長 正憲 様 (株式会社フルバック)発表資料、動画[WG05 動態管理プラットフォーム(traevo platform)の社会実装と活用] <WG05A> 共同輸送データベース構築とその先のフィジカルインターネットの推進動態管理プラットフォームの普及と活用により荷主企業や運輸事業者の課題解決を実現し、持続可能な物流や公共交通の実現を目指す。本分科会(共同輸送データベース分科会)では、共同輸送や中継輸送の社会実装とその先のフィジカルインターネット目指す。田中 真史 様 (AGC株式会社)<WG05B> CO2排出量の精緻化を通じた物流改善とその先にあるカーボンニュートラルの実現動態管理プラットフォームの普及と活用により荷主企業や運輸事業者の課題解決実現し、持続可能な物流や公共交通の実現を目指す。本分科会(カーボンニュートラル分科会)では、運行データと積載伝票データを連携させ、CO2排出量を可視化することで、積載率の向上、経路の最適化、荷待ち時間の削減等を行い、物流政策パッケージの実現とサプライチェーン全体でのカーボンニュートラルを目指す。間地 寛 様 (株式会社アスア)発表資料、動画[WG06 業界共通プラットフォームへのデータ連携とその先へ] "コンセントに繋ぐだけで連携が実現する世界"を目指したシステム間連携の実現、標準化を推進し、実際に運輸事業者が得られる効果を事例として発信することにより、新物流2法への対応を推進する。木南 普一 (株式会社新宮運送)発表資料、動画[WG07 遠隔操作・自動化で実現する安全・安心な作業現場と迅速な災害対応] 建設業における重機の遠隔操作と自動化による課題解決、新たな人材の創出、育成、災害救助・復旧の取り組みなど、e建機チャレンジ大会の開催により、技術開発の促進、市場認知の向上等社会実装を目指す。依田 隆 様 (EP Rental株式会社)発表資料、動画[WG08 無人AI点呼実現への挑戦] 乗務前点呼での非対面・無人点呼実現に向けて、特に乗務員の健康状態の確認にフォーカスしてAI、各種生体センサー等による実証、開発による社会実装を目指す。大河原 裕尊 様 (大河原運送株式会社)発表資料、動画[WG09 SDGsの推進と、カーボンニュートラル・エコドライブの実現] 運輸事業者へのSDGs普及推進のための「SDGsナレッジバンク」の公開とSDGsアワードへの挑戦。 エコドライブ関連ソリューションの実証実験や事例によるカーボンニュートラル実現への挑戦。幣旗 貴行 様 (株式会社セイリョウライン)根本 朋彰 様 (株式会社ブリヂストン)発表資料、動画
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講演資料・講演動画公開 TDBC主催セミナー 発着荷主のための「新物流2法」セミナー、来年の施行に向けて求められる荷主の行動変容
[開催概要] 物流の2024年問題の解決に向けた「物流革新に向けた政策パッケージ」の具体化として新物流2法(流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律及び貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律)が5月15日に公布され、一部を除き公布の日から1年以内に施行されることとなりました。運送事業者だけでなく発着荷主事業者、倉庫事業者等は、その対応、対策が急務となります。新物流2法の施行にあたっては、その具体的な内容に関して国土交通省・経済産業省・農林水産省の3省合同会議等で議論されています。また、「物流革新に向けた政策パッケージ」に関連して新たな標準的運賃の告示、標準貨物自動車運送約款の改訂、トラックGメンの強化、下請法の見直し等も行われています。新物流2法対応のためには、これらの膨大な情報を把握、整理して準備していく必要があります。本セミナーでは、こられの政府の動きを第一線で取材されている記者の方から、新物流2法および関連する最新情報を解説していただきます。また、TDBCからは、TDBCのワーキンググループ活動で得られた実践事例や解決策例をご紹介します。(協力会社を含む荷待ち、荷役作業時間の把握、荷待ち時間改善事例やバース予約システム導入効果の最大化、共同輸送等による積載効率の改善、運送契約のデジタル化と適正な運賃の収受、積載率の把握とCO2排出量の可視化等)発着荷主のための「新物流2法」セミナー、来年の施行に向けて求められる荷主の行動変容日程: 9月12日(木) 15:30~16:50会場: オンライン ウェビナー形式参加費: 無料 対象:発荷主企業、着荷主企業、3PL事業者、元請け運送事業者、利用運送事業者、倉庫事業者等15:30~15:35 ご挨拶15:35~16:15 「新物流2法」施行に向けた課題 株式会社物流ニッポン新聞社 記者 田中 信也 氏16:15~16:20 休憩 16:20~16:50 来年の施行に向けて求められる荷主の行動変容その具体的な解決策や事例のご紹介(一社)運輸デジタルビジネス協議会 代表理事 小島 薫
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2024.5.29~31 運輸安全・物流DX EXPO 2024にTDBCパビリオンを展示
2024年5月29日から31日に東京ビックサイトで開催された、「運輸安全・物流DX EXPO 2024」にTDBCでは「TDBCパビリオン」として、TDBCをはじめ、会員企業の製品展示を一同に集めた展示を行いました。TDBC発のtraevo Platformと連携する製品、TDBC認定ソリューション製品などを展示いただきました。展示をいただいた会員は、本年のTDBC Forum 2024のスポンサー協賛いただいております。パビリオンの展示内容<順不同>当日は8501名の来場者とEXPO事務局より報告がありました。展示いただいたサポート会員の皆様、感謝申し上げます。TDBC代表の小島薫が特別講演をいたしました。物流革新に向けた政策パッケージの法制化「物流関連2法改正」で求められる荷主および物流事業者の行動変容とその解決策定員120名のところ、満席で立ち見の方もいらっしゃいました。当日の資料をご希望の方は、unyu.co@wingarc.com まで「EXPO資料希望」のタイトルでメールをお送りください。
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2024.4.10 第5回関西物流展が開催 小島代表がテープカットに参列
2024年4月10日~12日に大阪府 インテック大阪で第五回関西物流展が開催されました。TDBCは第1回より協力団体として参加しております。TDBC小島代表理事が4月10日のオープニングセレモニーでテープカットに参列しました。27名の方が登壇され、前列真ん中が実行委員長の谷様です。その右が経済産業省 近畿経済産業局 鈴木産業部長、左が国土交通省 近畿運輸局 小野交通政策部長です。お二人からはご挨拶がありました。[TDBC会員の展示ブース] TDBC会員の皆さんが出展していました。各社のブースへ訪問し撮影させていただきました。物流の2024年問題の解決のためのソリューション、技術をはじめ、倉庫業務の効率化の製品が多く過去最大の376社の出展がありました。全体的には展示ブースが華やかで多くの企業で費用をかけた出展となっているように感じました。今年は物流の2024年問題の対応が加速とコロナ明けということで各社とも力が入っているようでした。会場では、事業者会員の合通ロジ様、三興物流様、ワカスギ様とお会いいたしました。(TDBCのブースはございません・・・)
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2024.03.21 - 第25回会合レポート(中間発表会)
9月のキックオフからのべ433名のメンバーが各ワーキンググループごとに実証実験等の活動を進めてきています。全9グループの代表から活動の中間発表がありました。六本木会場に45名、オンラインでは約60名の参加がありました。発表資料は中間の内容の為、一般公開しておりません。会員の方には共有されています。[新規会員挨拶] 株式会社クボタ 内藤 和人 様中部電力パワーグリッド株式会社 渡辺 光政 様東洋運輸株式会社 有松 純一郎 様株式会社ナブアシスト 池田 裕二 様日本ミシュランタイヤ株式会社 石野 彰一 様[各ワーキンググループから活動の中間報告] [WG01 事故撲滅と実現のための管理者、乗務員教育] 事故撲滅のために管理者育成、乗務員の安全教育、行動変容モデルの構築をめざし、SSCV-Safety、TRUE SAFE、モービルアイを使った実証実験の経過報告を行なった。ジャパン・トゥエンティワン株式会社 近藤 勇真 様ロジスティード株式会社 伊藤 年和 様矢崎総業株式会社 杉山 祐一 様[WG02 健康経営の推進と健康課題解決] 乗務員のための健康セミナー(月次)の紹介、今年度のテーマ「睡眠」に関する実証実験(アンケート調査+フィードバック) 途中経過の説明・報告を行なった。・シフト勤務ドライバーのコンディション状態の実態を明らかにする・ドライバーの睡眠改善を目的とした実証実験中日臨海バス株式会社 樋口 美恵子 様株式会社ユーフォリア 森井 貴弘 様株式会社ネミエル 松本 光浩 様[WG03 MaaSなどの新たな取り組みによる公共交通の未来への挑戦] 外出誘発につながる地域情報提供ポータルアプリの実証実験結果と実証実験参加者のフィードバック内容についての報告があった。地域通貨を発行し、自治体や地域住民、コミュニティで利用できる決済手段の提供し、さらにMaaSと組み合わせて利便性の向上やお得感を高めることで消費の活性化を促進するというする実証実験を行った。株式会社デンソー 今村 朋範 様株式会社電通総研 西川 敦 様[WG04 人材、働き方改革、荷主とのパートナーシップによる2024年問題の対応] 物流の革新に向けた政策パッケージの法制化に伴い、荷待ち時間短縮のためにバース予約システムの導入を促進していくにあたり直面する様々な課題があることを報告した。そのためにバース予約システムの事例、データ分析結果、改善の取組についての紹介があった。菱木運送株式会社 菱木 博一 様株式会社フルバック 久長 正憲 様[WG05 動態管理プラットフォーム(traevo platform)の社会実装と活用] WG05A 共同輸送データベース構築とその先のフィジカルインターネットの推進各社から提供された輸送実績データを共同輸送DB環境に投入し、復路ルートに配送可能な貨物のマッチングを目指してシミュレーションを実施した。結果として共同輸送DBの機能拡張の必要性や解決すべき課題等が明らかとなり、検討を継続することとなった。WG05B CO2排出量の精緻化を通じた物流改善とその先にあるカーボンニュートラルの実現自動連携するシステムを開発し精緻なCO2排出量を可視化することで、改善項目を明確にし、CO2排出量の削減を実現する。見なし値から実走行距離、実積載量、実燃費による算出の優位性について実験・検討する(山崎製パン社の運行データと積載伝票データを連携)。今後共同配送におけるCO2排出量の案分方法をベースにtraevo Plugin Systemに取り組んでいくという報告があった。株式会社首都圏物流 駒形 友章 様AGC株式会社 田中 真史 様株式会社アスア 間地 寛 様[WG06 業界共通プラットフォームへのデータ連携によるその先へ] 複数のサポート会員のソリューションで実験基盤を構築し、理論実験から実用実験へと展開する。・整備工場からの請求書を「車両管理」を行う“JICONAX”と連携したい!(2022年~継続)・traevoのデジタコデータをLink RevoでAPI取得する(ここからさらにJICONAXに展開できないかを検討)株式会社新宮運送 木南 普一 様センターフィールド株式会社 原島 啓輔 様[WG07 遠隔操作・自動化で実現する安全・安心な作業現場と迅速な災害対応] テレビ放映、建設業界誌でも紹介された第2回e建機チャレンジ2023の開催報告国土交通省遠隔施工等実演会(施工DXチャレンジ2023)への参加報告能登半島地震 WG07としての災害支援の取組についての報告伊藤忠商事株式会社 池田 靖 様[WG08 無人AI点呼実現への挑戦] 乗務員の健康状態確認のため下記の活動を実施してきている。・バイタルデータの収集・バイタルチェックAIの開発今期の課題としてサービス提供形態とAIが判断した結果が間違いないという医学的裏付けが必要であると考えている。大河原運送株式会社 大河原 裕尊 様[WG09 SDGsの推進と、カーボンニュートラル・エコドライブの実現] SDGs啓発活動これまでのセミナー、アンケート、ヒアリングの結果をもとにSDGs支援ツール「TDBC SDGsナレッジバンク」の作成を目指していくことが報告された。カーボンニュートラル中小運輸事業者が目指すCO2排出量の可視化のためにまずScope1の可視化と共同配送時のCO2案分方法の検討が必要である。引き続きサポート会員のソリューションを事業者会員で実証実験を継続する。株式会社セイリョウライン 幣旗 貴行 様三井住友海上火災保険株式会社 藤田 大輔 様株式会社アスア 岡部 正寛 様[事例発表 バローグループによる動態管理と温度管理の協働事例について] 自社システム+専用アプリで自社トラックの動態管理を実施していたが、協力会社の車両については対応できていなかった。traevo Platformを経由して車両位置情報・庫内温度情報等のデータを集約できるようになった。それにより協力会社のデータも含めた運行状態を自社、協力会社でリアルタイムに把握すること、また温度情報を取引先及び配送先にエビデンスとして提供することが可能となった。今後ドライバーのステータス入力の省力化(二重操作を不要にする、「出発・到着」の自動入力等)と(通信型デジタコは高価であるため)現行デジタコとの入替え費用も課題となってくる。中部興産株式会社 安次富 光一 様[事務局より 最新情報と今後の活動について] 最新の会員状況とTDBC HPリニューアルについての発表とともにTDBC Forum 2024までの主なスケジュールの案内があった。経済産業省から発表された「物流効率化に向けた先進的な実証事業」補正予算、「物流デジタルサービス」事例や北海道物流研究会、国土交通省 北海道開発局 共同輸送・中継輸送実装研究会 マッチングモデル「ロジスク」等TDBCから積極的な連携についての紹介があった。そして「物流革新に向けた政策パッケージ」の法制化に伴い、バース予約システムの導入が促進された場合、運用によっては荷待ち・荷役時間等で物流事業者に不利益が生じる可能性があり、そのような状態に陥らないようTDBCとして継続的に活動していくとの発言で中間発表会を締めくくった。一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会 代表理事 小島 薫