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TDBC

TDBC事務局レポート 2022

  1. 中日臨海バス株式会社様、アルピコ交通株式会社様に感謝状を贈りました。

    中日臨海バス株式会社 原 宗義様、川中嶋 浩様、布施 周治様乗務員の健康課題の克服をテーマとしたWG02の活動の中で、くも膜下出血予防にむけた中日臨海バス株式会社様の取り組みを労働新聞社「安全スタッフ」の特集記事として掲載されました。3名の皆様には取材に多大なご協力をいただきました。アルピコ交通株式会社様2020年からリーダーとしてMaaSに関するワーキンググループを牽引していただき、地元の長野市や辰野町などの自治体との連携も推進され、活動の成果を広く共有頂いています。 また乗務員の健康に関するワーキンググループでは、実証実験に積極的にご参加いただき課題解決への多大な貢献をいただきました。

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  2. 2022.10.18-第22回会合レポート

    今年度の9グループには合計214名の方にご登録いただいています。それぞれのキックオフミーティングも終了し、課題の設定や活動方針がまとまりました。今回の会合は2020年1月から約20ヶ月ぶりとなるリアルな会合とオンラインのハイブリッド開催で、『WG方針発表会』 として開催し各グループからその内容を発表頂きました。あわせて新規入会の会員からのご挨拶と、一般社団法人東京都トラック協会の遠藤様からご講演いただきました。当日の参加者はオンラインと六本木グランドタワーを合わせて147名です。[新規会員 ご挨拶 6社] グローアップ社会保険労務士法人株式会社ブリヂストン株式会社商工組合中央金庫一般社団法人サスティナビリティ・DX推進協議会大王製紙株式会社本田技研工業株式会社[各ワーキンググループから今年の活動方針発表] [WG01「事故撲滅と実現のための乗務員教育」] [WG02「健康経営の推進と健康課題解決」] [WG03「MaaSへの取り組み」] [WG05「動態管理プラットフォームの社会実装と活用」] [WG04「運輸業界の人材、働き方改革による2024年問題への対応」] [WG06「運輸業界共通プラットフォームへのはじめの一歩からその先へ」] [WG07「遠隔操作・自動化で実現する安全・安心な作業現場と迅速な災害対応」] [WG08「無人AI点呼実現への挑戦」] [WG09「SDGsおよびカーボンニュートラル・エコドライブ」] [特別講演 「トラック業界の現状と課題」] 一般社団法人 東京都トラック協会 参与一般社団法人 運輸デジタルビジネス協議会 アドバイザー遠藤 啓二 氏2024年問題、燃料費高騰など業界の現状や事業者として考えるべき対応、関連法案や制度改正などについてお話しいただきました。

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  3. 日立物流SSCV-Safety、TDBC認定ソリューションに認定 予測・見守り・振り返りでドライバーの体調と運行を見える化し事故を未然に防ぐ

    TDBC Forum 2022では事故の撲滅と実現のための乗務員教育ワーキンググループが実証実験を公開し成果を発表運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)は、現在165社の会員が連携し「運輸事業者の課題をともに解決」に取り組んでいます。課題テーマごとに運輸事業会員と様々な技術や製品を持つサポート会員が、ワーキンググループとして活動しています。1社では解決が難しい運輸業界の課題について、複数の企業や業界を横断したグループメンバーで議論、様々な技術や解決策の検討、実証実験などを通して、課題解決を実現するオープンイノベーション活動を実践しています。『TDBC認定ソリューション』とは、事業者にとって有益と考えられる製品・サービスを、運輸デジタルビジネス協議会として認定する制度です。 このたび『TDBC 認定ソリューション』の第3号として、株式会社日立物流の安全運行管理ソリューション「SSCV-Safety」を認定したことをお知らせします。SSCV-Safetyは、通常の点呼では把握することが難しい体調の変化によって発生する漫然運転やヒヤリハットを減らすことに注力し、ドライバーの健康と安全を同時に見守ることで事故を未然に防ぎ「事故ゼロ社会」をめざします。 産・官・学連携にて事故と疲労の相関性を検証し、膨大な走行データの研究から生み出された独自のアルゴリズムによって事故リスクを予測します。運行中は「ドライバーの疲労状態」と「運転状況」の中から危険な状況をリアルタイムに検知しドライバーへ知らせます。且つ危険運転においてはその状況を録画しクラウドに保存。リアルタイムに閲覧が可能です。(一部の真に危険な状態は管理者へのメール通知あり) 運行後は検知されたヒヤリハット動画を含む、運行当日の振り返りが短時間でできるよう的確な情報を提供します。https://www.hitachi-transportsystem.com/jp/sscv/safety/ 2022年7月開催のTDBC Forum 2022において、「WG01 事故の撲滅と実現のための乗務員教育」グループの発表では、効果的な乗務員教育のために運行および体調の見える化が図られなければアクションをとることができないとの検討結果が発表されました。 運行管理者に負担をかけることなく、現状を振り返る物差しやヒヤリハット情報の収集が求められるということで、2社の運輸事業者(TDBC会員)でSSCV-Safety の実証実験を実施しました。 その報告は以下のページに「14:30 発表 WG01 事故撲滅と実現のための乗務員教育」として資料と録画を掲載しています。実証実験に参加した2社の現場からは以下のようなお声を頂いています。株式会社首都圏物流 安全推進部 高山課長、千葉センター 加藤所長ドライバーから特に不満の声は無く、指摘に対しても一定の納得をして頂いているドライバーがスマホを使い、自分で振り返ることが出来ると効率的になる振り返りは毎日ではないが、ポイントごとに長い場合は10分程度実施事前にAさんが危なっかしいと思っていたが、実はBさんが危なっかしい事が分かったドラレコ動画を全部見ることはできないので自動で抽出されるのは時短になり、効果・価値を感じる指導に関しては伝え方が非常に重要であり、システムだけでなくどの様に伝達するのかの運用のコツなども期待したい(実業者ならではの悩みの共有→管理者向け講習:良い例・悪い例など)疲労に起因した事故などもある為、見える化が図れるのは良い(手間をかけずに運用したい) 松浦通運株式会社 安全・品質管理室課長、自動車部路線課課長実際の動画(事実)が録画されていることから、ドライバーからの否定感は無い検知される内容が多く、今まで見られなったドライバーの実情がわかるようになった発生するヒヤリハットの内容ごとに発生頻度も把握することが出来るようになった体調測定については、測定結果によってコミュニケーションの活性化が図られた本人が気づいていない疲れを自覚出来るようになった本社にいながら、現場のドライバーの実態把握ができることは助かる今回のトライアルを通じて、自社の安全運転の取り組みが他社と比較してどのレベルにあるのかを知ることができた現状各社の様々なシステムが乱立している中、日立物流には、安全面のみならず、労務面やコンプライアンス対応などを含めた網羅的なソリューションの開発を期待する■株式会社日立物流について日立物流グループは、3PL、重量機工、フォワーディングをコアに、グローバルに事業を展開する総合物流企業です。物流現場の生産性や品質向上のための自動化・省人化技術をロボティクス・IoT・AIといった先端技術と組み合わせる、スマートロジスティクスに注力し、高付加価値のサービス提供と、新しいロジスティクスの価値創造を行っています。グローバルサプライチェーンにおいて最も選ばれるソリューションプロバイダをめざし、ビジネスコンセプト『LOGISTEED』のもと、事業・業界を超えた協創領域の拡大を図り、新たなイノベーションを実現していきます。https://www.hitachi-transportsystem.com/jp/※ 製品名、 サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。

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  4. 2022.3.18-第21回会合レポート

    [株式会社traevo 設立について] 2019年のWG05活動からスタートし車載器メーカーを横断して自社・庸車を問わず車両情報の一元管理ができる動態管理プラットフォームを開発してきました。複数年かけて大規模な実証実験やものづくり補助金によってTDBC動態管理プラットフォームを構築。今年度のWG05では、51社のメンバーが参加し機能検証やUIの改善で社会実装まで繋げました。今後は広くサービスを提供及び運営する組織として株式会社traevoを設立しました。[WG09 SDGs および環境、エコドライブ] 3月にはWG09主催のSDGsセミナーを開催し115名にご参加頂きました。運輸事業者が取り組むメリット、取り組み方法、脱炭素についてメンバーに三井住友海上火災保険株式会社より講演。成功事例として株式会社大安、株式会社イボキン、西福運送株式会社からも具体的な発表がありました。Co2見える化や削減についての関心が高いというアンケート結果がでています。今後は事例集とガイドブックの作成を目標にしています。会員の皆さまの各社ホームページを調査したところ、宣言はされていないもののすぐにも宣言できそうな企業が32社も見受けられましたので、ぜひWG09でご支援させていただければと思います。6月にもSDGsセミナーを予定していますので是非ご参加ください。(西福運送株式会社 真鍋 亮介)[WG08 無人AI点呼実現への挑戦] AIを使った点呼の無人化を目標に廉価で導入しやすいシステムを研究しています。POCフェーズ1では接触式センサーで指からエネルギーレベル(元気さ)を取得しました。自己申告と概ね比例していましたがレベルの数値は個人差が大きく、絶対値のしきい値が決められないこと、個人ごとの値の変動による変化を見逃さないことが大切と認識しました。フェーズ2では医学的専門家のアドバイスをいただいた結果、体調不良は一番最初に心拍や自律神経の乱れにでることが判明。2022年4月から6月に非接触センサーを採用し、長期間かつ体調不良時にもデータを測定し点呼データやデジタコデータも共に分析します。フェーズ3ではAIなども活用して方向性を検討していきますので様々な技術をお持ちの方はご参加をお待ちしています。 (大河原運送株式会社 大河原 裕尊)[WG07 建設業の遠隔操作・自動化、人材不足の解消、災害復旧の取り組み] 人材不足・現場の高齢化などの課題をもつ建設業と、災害復旧に不可欠な重機は、遠隔操作や自動化が進められています。遠隔操作で迅速な災害対応を目指して自治体や消防との合同訓練を実施しています。これらの技術を広く周知し、かつ若者や未就労者を業界に呼び込むための「e建機チャレンジ大会」を計画中です。まずプレ大会は5月に資格保持者のみで油圧シャベルとキャリアダンプの遠隔操作で競技会と考えています。最新の通信設備やカメラ、データ圧縮技術も活用します。 (EP Rental株式会社 依田 隆)[WG06 運輸業界共通プラットフォームへのはじめの一歩からその先へ] 受注処理の効率化に注目して紙伝票の自動データ化と後工程へのデータ連携をすすめています。ひとつの大きな標準システムをつくるのではなく、複数のサポート会員が必要な機能を部品のように提供し自社で利用するものだけを組み合わせて自由に繋げられるプラットフォームを目指しています。まずは最初にデータを入力するステップに注目し、野々市運輸機工と新宮運送で受注明細や整備明細などを対象にPOCを実施中です。OCR読み取り検証や効果検証、現場での課題などを共有していきます。 (株式会社伊藤運送 伊藤 圭司、株式会社フルバック 久長 正憲)[WG05 動態管理プラットフォームの社会実装と活用] あらゆるデバイスを連携できる車両動態管理プラットフォームは機能的な検証からビジネス化の段階となりました。今期はこれを活用していかに社会貢献ができるかという活動を進めています。アイディアソンを実施した結果、2つの分科会がスタートしました。「ドラレコ映像を活用した事故や犯罪の早期解決」では犯罪や事故捜査への協力として地域に貢献できる方法を検討しています。「Co2排出量削減」では改良トンキロ法やみなし燃費の見直しを検証し、正しい排出量の計算がC02削減につながると考え、プラットフォームから取得したGPSを活用することで実測燃費をより簡単に正確に算出する方法を検討しています。 (株式会社首都圏物流 駒形 友章、物流企画サポート株式会社 大西 友洋、株式会社アスア 間地 寛)[WG04 運輸業界の人材、働き方改革] 喫緊の課題となっている2024年問題について人材の採用・定着・育成の面でサポートできる仕組みを作っていきたいと考え、Youtubeで新規採用や、eラーニングやマンダラートによる育成プログラム等を調査しています。成功事例を共有して皆さんのきっかけになる情報を提供していきます。既存の仕組みや他社で実施されている内容を紹介していきますので、見学参加やサポート会員のソリューション提案を募集しています。 (株式会社ワカスギ 黒木 洋平)[WG03 MaaSへの取り組み] 横断的OD分析&移動最適化チームはNAGANOスマートコミッションへプロジェクト提案。中山間地の交通課題と中心部への渋滞課題を解決する提案をした結果、R4年度は見送りで長野市主催のWGで議論を継続することになりました。ワーケーションxMaaSチームは、辰野町産業振興課へプロジェクト提案しています。昨年のWeb調査から都市圏の企業ニーズにマッチしたサービスと、検索予約しやすいプラットフォームが必要という結論がでています。ワーケーション受入れ実施側と利用者をつなぐ仕組みや、企業が受入れやすいコンテンツを整備中です。 (アルピコ交通株式会社 上嶋 圭介、株式会社デンソー 今村 朋範、株式会社電通国際情報サービス 松田 延)[WG02 健康経営の推進と乗務員の健康] ・睡眠チーム実証実験はデータ数の不足により結果は出ていないが収集方法などの課題を検証・集中力・注意力チーム血糖値の変動は特に長距離トラックドライバーの集中力・注意力に関連することが判明三井製糖のパラチノースの摂取による効果があるか実証実験を予定・循環器脳疾患チーム健康診断データをそのまま活用して脳卒中リスクを解析する実証実験を4社で実施脳ドックを受診し実際に予防できた結果もでている・循環器心臓疾患チームコロナ禍で事情により停止(大塚製薬株式会社 田中 久士)[WG01 事故撲滅と実現のための乗務員教育] 事故に関するテーマからABの2つのチームで活動しています。A.バック事故は未確認と未認識の要因があり死角事故としては左折巻き込みの自転車事故が多い。実証実験ではマルチカメラの俯瞰映像と警報装置のデータで効果と運用性を検証中。B.情報の見える化で教育内容の向上ひいては事故撲滅を目指したい。日立物流のSSCVの実証実験で効果や運用を検証中。山崎製パンと矢崎エナジーシステムでデジタコを使ったバック手順を順守する仕組みを検証中。 (株式会社フルバック 服部 豪、ジャパン・トゥエンティワン株式会社 岸本 賢和、日立物流株式会社 佐藤 公則)[改正電子帳簿保存法への対応] [新規会員ご挨拶] 株式会社Welfeed二葉計器株式会社芙蓉総合リース株式会社保険サービスシステムHD株式会社野原ホールディングス株式会社[事務局より] WG05からの要望などをTDBC動態管理プラットフォームに反映し、株式会社traevoでサービス運営していきます。健康起因事故の防止については積極的にメディアに発表しています。今後とも協調と共創でよりよい業界と社会の実現のため、積極的なご参加をお願いいたします。今後の予定は以下のとおりです。2022年7月7日 TDBCForum20222022年度の新WGテーマ発表事務局新メンバーのご紹介 加藤高史、鈴木正秀

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