TDBCの提言!「荷待ち時間ゼロガイドライン」を公開
TDBC 2022~2023年度のWG04ワーキンググループにおいて「荷待ち時間」削減による2024年問題の解決に取り組んできました。
また、2022年頃からTDBCの事業者会員から「バース予約システム」での課題提議があり、ワーキンググループ活動とは別に調査および行政への報告、協議を進めてきました。
今回、この「荷待ち時間ゼロガイドライン」(以降ガイドライン)はWG04ワーキンググループとTDBCの活動の成果を取りまとめたものです。
当初「荷待ち時間短縮ガイドライン」とのタイトルを想定していましたが、荷待ち時間は運送事業者、発着荷主事業者の両方にとって本来不要の時間であり、短縮を目標にするのではなく0(ゼロ)にすることを目標として推進との思いから「荷待ち時間ゼロガイドライン」としました。
このガイドラインは、物流業界全体での効率化と持続可能な発展を目指すものであり、各企業が参考にするべき具体的な方法と事例を提供しています。
荷待ち時間の短縮、改正物流2法の対応にぜひ、この「荷待ち時間ゼロガイドライン」を活用ください。
目次
TDBC の概要と「荷待ち時間ゼロガイドライン」について
1. 物流の 2024 年問題と物流関連 2 法改正の経緯
(1) 物流の 2024 年問題とは、
(2) 物流革新に向けた政策パッケージ
(3) 物流関連 2 法の改正
(4) 改正物流 2 法での荷待ち時間等に関する努力義務等
(5) 積載効率についての努力義務
(6) トラック G メンによる悪質な荷主・元請事業者等の是正指導
(7) 新たなトラックの標準的運賃の告示
(8) 荷待ち時間と事業者都合待機、荷主都合待機の定義
2. 荷待ち時間の削減、まずは現状把握から
(1)荷主事業者側の荷待ち時間等の把握状況
(2)運送事業者側での荷待ち時間等の把握と削減の取り組み
3. バース予約システムの概要と活用事例
(1)改正物流 2 法とバース予約システム
(2)バース予約システム活用事例
4. バース予約システムの運用等で、事業者側で発生するさまざまな課題と解決策
(1)希望する時間での予約が取れない
(2)バース予約時間を前提とした配車、経路、増便による非効率の発生
(3)バース予約システムの運用上の課題
(4)バース予約システムでの予約作業の工数発生やアンサーバック方式によるによる 更なる工数や非効率の発生
5. バース予約システム導入検討にあたりぜひ活用して欲しい資料
6. バース予約システムの導入等のプロセスや導入評価方法について
7. バース予約システム以外での解決方法
8. TDBC としてのバース予約システムに対する考え方
9. 荷待ち時間ゼロに貢献する DX ソリューション例
10. 最後に
免責事項
出典関係資料一覧
今回のガイドライン作成でご協力いただきました企業等
本ガイドラインは、行政の動向やTDBCの活動により随時改変されます。